子供に接する仕事として根強い人気があるのが幼稚園教諭です。最近は共働き世帯が増えたことで、幼稚園より保育園の方が需要が高まっており、採用は狭き門となりつつありますが、いまだ人気の職業です。特に私立幼稚園が閉鎖されることもある中、安定している公立幼稚園の教諭は、場所によっては倍率10倍以上の超難関になりつつあります。
幼稚園教諭になるには、国家資格である幼稚園教諭免許状を取得した上で、幼稚園の採用試験を受ける必要があります。この免許状を取得するには、高校卒業後、4年制大学や短期大学、専門学校で幼稚園教諭の教職課程を履修して卒業することが一般的です。他にも、働きながら通信制大学の授業を受け、免許状を取得することもできます。幼稚園教諭免許状には一種、二種、専修の3種類があります。一種が4年制大学を卒業した人、二種が短期大学や専門学校を卒業した人、専修が大学院を修了した人に発行されます。
ちなみに、とにかく幼稚園教諭になりたいという方は二種免許でも就職面では問題ありませんが、幼稚園で長く働きたいと考える方や、将来的に園長などになりたいと考える方は、一種免許状を取得している必要があります。あるいは、5年以上の実務経験と各自治体が定める養成機関で所定の単位を取得することで、二種免許から一種免許に切り替えることが可能です。また、一種免許から専修免許に切り替えることも可能です。その場合は、一種免許取得後に3年以上勤務をし、養成機関で必要とされる単位を修得する必要があります。専修免許は幼稚園教諭の免許を持つ人の中でも1%程度しか所持していない最上位の免許です。幼稚園教諭や園長職だけではなく、セミナーや講演会、保育関連の一般企業の責任者など、活躍の場を広げることが可能です。
資格を取得したら求人を探すことになりますが、幼稚園教諭の仕事を探すにはどうしたらよいのでしょうか。ハローワークや地域の幼稚園の募集を見つける、という手もありますが、おすすめは幼稚園教諭など保育の仕事専門の求人サイトで探すことです。求人情報ナビ+Vなら、勤務地や施設、待遇などで求人を絞り込むことが可能です。子供たちの成長とともに、自分自身も成長させませんか。