美容室でヘアスタイルを相談している美容師と客

美容師、ヘアスタイリストといえば、美容室で髪の毛を切ってもらったり、好きなカラーに染めてもらったりというイメージが大きいですよね。
もちろん、美容師、ヘアスタイリストの多くの人が美容室で活躍をしています。
しかし、美容師の活躍できる先は、美容室だけではありません。他にも活躍できる場所がたくさんあります。
今回は、美容師が活躍できる代表的な7つの仕事についてお伝えします。
将来美容師を目指している方や、仕事の幅を広げたいと考えている方はこの記事を参考にしてみてください。

美容室で働く


美容室で働く美容師の多くが活躍している場所は、美容室です。美容室は年々増え続けており、美容師の人数もあわせて年々増加しています。美容室、と一括りでいってもその業態は様々で、大型店や小型店があります。

大型店は、全国にチェーン展開しているような美容室です。教育カリキュラムが充実しており、努力をすれば、一定のスキルを手に入れることができます。全国展開しているような店舗なら、店長やエリアマネージャーのようなキャリアを目指せます。従業員も多いため、競争する場面に立つこともありますが、その競争が成長に繋がることもあります。

一方、個人が経営するような小型店の場合、技術のあるオーナーのすぐそばで技術や経営について学ぶことができます。オーナーやお客さんとの距離が近く、アットホームな雰囲気の店舗も多くみられます。

結婚式場で働く


結婚式場で働く美容師は、結婚式場で働くこともできます。新郎新婦をメイクとヘアセット、衣装で美しく仕上げる「ブライダルヘアメイク」を行います。人生最大のイベントの一つともいる結婚式は、新郎新婦にとってかけがえのないものです。そんなかけがえのない幸せの1番近くで仕事をすることができます。失敗は許されない仕事ですが、幸せのお手伝いができるというやりがいにあふれた仕事です。

仕事は結婚式当日だけでなく、結婚式の準備から、前撮りなどの写真撮影にも携わります。新郎新婦から要望を聞き、ドレスのデザインや会場の飾り、花嫁の雰囲気など、全体をあわせてヘアメイクを提案していきます。

ヘアメイク事務所で働く


ヘアメイク事務所で働くヘアメイク事務所は、撮影現場やファッションショーなどの場面で、ヘアメイクアーティストとして、現場に派遣されます。美にこだわった現場が多く、憧れを抱く方も多いと思います。しかし、すぐにヘアメイクアーティストにはなれず、数年は美容師で経験を積む必要があります。

ヘアセット専門店で働く


髪のカットやカラーなどは行わず、ヘアセットのみを行う専門店。そんなヘアセット専門店も、美容師が活躍できる代表的な職場の1つです。結婚式や成人式、ドレスアップが必要な仕事の際など、ヘアセットの需要は意外と多くあります。ヘアセット専門店の美容師には、セットの技術の他、美しく髪型を形作るセンスも求められます。カットやカラーなどとはまた違ったやりがいや面白さがある仕事です。

介護施設や病院などで働く


美容師は、病院や介護施設などに訪れてカットやカラーなどを行うこともあります。訪問美容師と呼ばれる仕事です。高齢者や障がい者など、美容室を訪れることが難しい方を対象に施術を行います。訪問美容師として働く場合は、美容師としての知識の他に介護者としての知識があると便利です。

訪問美容を行っている美容室の中には、店舗を構え一般のお客さんのカットなども行うところもあれば、店舗はなく訪問美容のみを行うところもあります。

美容関連の商品を扱う企業で働く

美容師としての経験や知識を活かして、美容関連の商品を扱う企業で働く商品開発や販売促進する仕事もできます。美容師として働くメリットは、商品の特徴やメリットを分かりやすく伝えることで、消費者に商品を選んでもらいやすくなるなどといった点です。

また、新しい商品や技術に触れるため、美容師としてもスキルアップすることができます。これにより、美容師としてのキャリアパスが広がり、新しい分野での活躍の幅が広がります。

美容学校の講師として働く

美容学校の講師として、自分が持つ技術や知識を次世代の美容師に伝えることも、美容師ができる仕事の1つです。これにより、若い美容師たちの成長をサポートし、業界全体のレベルアップに貢献できます。

また、教えることにより自分自身の技術や知識も深まり、自身のスキルアップに繋がります。さらに、美容業界の最新情報やトレンドに触れることができ、常に最先端の技術や知識を学ぶことができるため、時代の先を行く美容師になりたい方にオススメです。教育に携わることで、社会貢献することができるというやりがいもあります。

まとめ

これら以外にも、ヘアカラー専門店やオーナーとして開業するなど、様々な活躍の場がある美容師。美容師になるには、まずは厚生労働省が指定している専門学校に通い、必要な技術や知識を学ぶ必要があります。そして、専門学校を卒業すると、美容師免許の受験資格を得られ、合格すると晴れて美容師を名乗ることができます。

そのため、専門学校は、資格を取るためのカリキュラムはもちろんのこと、美容師となった後に必要な美容師として技術も学べる学校を選びましょう。東京の新宿にある美容学校では、疑似サロンワークといった、実際のサロンと同じ形式で行われる実習があります。ここでは、カット技術だけでなく、受付や案内、会計など、サロンで働く上での知識も習得できます。また、学校がサロンと提携しており、週末にサロンでアルバイトをしながら技術を学ぶことができます。賃金もきちんと支払われるので、学費の充てにすることもできます。

加えて、流行の発信地である新宿に通うことで、自然と最先端のトレンドに触れることができます。どの職場で働くにしても、美容師にとって流行を捉える能力は必要不可欠。日々の生活や通学の中でセンスを磨けるということは、都市部の専門学校に通う大きなメリットであると言えるでしょう。

美容師は、ただカット技術が優れているだけでなく、マネジメントや接客など、様々な技術が求められます。多岐に渡る技術を得られる専門学校を選び、将来の道を広げましょう。

更新 2023/05/25

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